空色の手紙

何からキミに伝えようか 真っ白なスクリーンを眺めて頬杖をつく 

「元気ですか？」とありふれた言葉しか書けなくて 何度も溜め息こぼした 

今でもふとした時に思い出すよ キミの好きな曲 一緒に行ったあの店

忘れたくても きっとずっと忘れないよ 何度季節が巡っても 

遠い遠い空の下 キミの住む町は今日も晴れてますか？ 

線路脇の道も待ち合わせした駅も 今もまだあの日のままで 

もしも一つ叶うなら もう一度キミに逢いたい 

伝えたいこと分かってるのに 何一つ書けなくてそのまま封をした 

「キミはシアワセでしたか？」と心の中で問いかけた 答えを聞くのが怖いから 

 引き出しの奥から出てきた写真 二人無邪気な笑顔 止まってる時間 

戻りたくても 二度ともう戻れないよ どれだけ願い続けても 

遠い遠い空の下 キミと居た街は今日も晴れているよ 

長い坂道も見送っていたホームも あの時と変わっていないよ 

変わってしまったのは 隣りにキミがいないこと 

遠い遠い空の下 キミの住む町は今日も晴れてますか？ 

線路脇の道も待ち合わせした駅も 今もまだあの日のままで 

もしも一つ叶うなら もう一度キミに逢いたい